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「他人の痛みを己の痛みとする」関生労組

  


2020.08.03 更新

    


     ▼各項目の図版と橙色部分(下線付き)をクリックしてください。

  「関生運動」の弾圧の背景とねらい――「ドキュメンタリー映画 棘――埼玉上映会」(2020年8月1日[土])
  
 

   (左をクリックして、PDFでお読みください)
  
 
「関生支部の闘いとユニオン運動」
(木下武男:文)



§武建一委員長と私の出会い

 武委員長と私との出会いから連載を始めることにしましょう。
 武さんが逮捕される二〇一八年の年始めのころでした。私は用事があって大阪の労働会館に行きました。
隣の建物に関生支部の事務所があります。用事がすむと、武委員長が木下さんが来るんだったら話をしたい
と言っているとのことでした。女子大学で教授をやっていた私と、関生の歴戦の武委員長とはどうみてもミ
スマッチであり、私は率直な話ができるのか緊張しました。
 だけど武委員長はフランクな方で、本当に打ち解けて二時間半あまり延々と話ができました。
それには深いわけがあったのです。それは関西生コン支部の出生の「秘密」でもあります。そして武さんと私
は実践家と研究者と立場は違いますが、一九七〇年代の労働運動の世界で、同じ空気を吸っていた、その時代
とも関わります。

 この二人の間に介在する人物がいました。法政大学社会学部の教授の中林賢二郎さんです。学者だったので
武さんはあまり意識していなかったようですが、日本に一般労働組合(ジェネラル・ユニオン)を紹介し、根
づかそうと大きな努力をされた方です。





   「関生支部の闘いとユニオン運動」『月刊労働運動』(2020年4月号掲載、2020
年5月1日))の全文は、下をクリックしてください。

   





§苦難の闘いで見えた真の「敵」

「関西生コン」運動の試練の時期

 一九七〇年代初めの一般労働組合運動の最先頭に、武建一委員長が立ったのは、もちろんそれにふさわしい闘争
経験があったからです。この連載はこれからしばらくは、関西生コン支部の苦しい試練の時期から大飛躍の時期、
そして「一九八二年分裂」によってこれまでの関生運動が破局を迎えるまで、歴史的に振り返ることにします。
 この八二年までの時期にこそ、産業別闘争を勝ち抜く「関西生コン」運動のすべてが凝縮されています。そして
その経験は「関生」だけでなく、日本の労働運動にとっても貴重な闘いでした。企業別組合が支配的な日本の労働
運動のなかで、産業別組合を移植し、発展させる「勝利の方程式」、「勝ちパターン」を、関生支部はみずからの
苦難の闘いを経てつかみ取ったのです。このようにすれば日本でもできる、労働運動に示した意味は限りなく大き
いと思います。産業別組合を定着させる勝ち筋の「定石」は四つありますが、それぞれ詳しくは別途に説明します。
ここでは歴史のなかでふれていくことにします。
 次頁に示したのは一九八二年の古い論文で、書いたのは武建一委員長です。掲載した雑誌『賃金と社会保障』の
表題は「関西生コン労働組合運動の歴史と到達点」、副題は「業種別支部型労働組合運動が切り開いたもの」とあ
ります。当時の生コン会館の写真ものっています。八二年八月上旬号ですので、まさしく共産党の排除・分裂攻撃
の直前の文献です。






   「関生支部の闘いとユニオン運動」『月刊労働運動』(2020年5月号掲載、2020年
6月1日))の全文は、下をクリックしてください。

   

 


    ◆関西生コン・武委員長から、自筆の手紙が届く。
  ◆「ドキュメンタリー映画 棘」

資本主義の根幹揺るがす関生産別労働運動
戦後最大の大弾圧に屈せず反転攻勢へ決意

 ▽2020.07.25
月刊『コモンズ』(142号、2020年7月20日号)
◆資本主義の根幹揺るがす関生産別労働運動
戦後最大の大弾圧に屈せず反転攻勢へ決意


1.「国策弾圧」の本質はどこに
 強い権力意思を感じた弾圧の異様さ
 なぜ、企業別でなく産別労組か
 産業横断的政策闘争の発展を恐れて
 「関生支部の闘争は資本主義の根幹を揺るがす運動だ 箱根の山を超えさせるな」
 ――今も続く総資本の本音
2.今回の弾圧の特徴
 ――差別排外主義集団まで動員した大阪広域協幹部
 差別者集団・マスコミを動員し、暴対法適用、共謀罪視野に
 権力の先兵役、マスコミの大罪
 暴対法適用、共謀罪視野に民主主義の根幹への攻撃
 弾圧は友を呼び、関生の闘いを全国に拡げた
3.反転攻勢へ 
 主体強化、揺るがぬ戦略 戦術は「水の如く」
 失地回復へ、「一点突破」で
 自己犠牲いとわず闘う 幹部・組合員行動部隊を
 敵資本は利権での結びつき、内部で矛盾発生
 コロナ・パンデミック禍…時代が共生・協同の世界求める
 今後の闘いへの決意) 

関西生コン・武委員長から、自筆の手紙が届く。

 ▽2020.07.20
 ◇ これからという時、弾圧です。過去の歴史もそうです。今回の弾圧で組織は大打撃を受けましたが、敵の内部矛盾 は拡大しています。数年の間に再建の見通しも立っています。安心下さい。(2020年7月16日) 武 建一
(リンクページへ)

関西生コンクリート労組を率い 財界を恐怖に叩き込んだ伝説の男 武健一

  ▽2020.07.20
 
「埼玉上映会」(2020年8月1日[土])にご参加を。
 監督 杉浦弘子
 ▽13:30~(開場 13:00)
  埼玉会館小ホール
  ・アフタートーク:木下武男ほか。


◆『労働法律旬報』(2018年11月上旬号、1923号、発行日 2018年11月10日号に掲載)
 
 ◆『労働法律旬報』(2018年11月下旬号、1924号、発行日 2018年11月25日号に掲載)
◆まっとうな労働運動に加えられている資本による攻撃と「共謀罪のリハーサル」ともいえる国家権力による弾圧の本質を明らかにする!

生コン関連業種別ユニオン─ 連続講座第1回(後半)─
報告:武 建一(全日本建設運輸連帯労働組合 関西地区生コン支部執行委員長)

 ▽2019.02.05

生コン関連業種別ユニオン─ 連続講座第1回(後半)─報 告 武 建一(全日本建設運輸連帯労働組合 関西地区生コン支部執行委員長)

 ▽2019.02.05

連帯ユニオン 編、小谷野 毅、葛西映子、安田浩一、里見和夫 永嶋靖久共著

 ▽2019.02.05
旬報社、定価 本体1,200円+税 、2019年01月30日
◇バラセメント業界における業種別ユニオン運動の展開
 ─ 生コン関連業種別ユニオン連続講座第2回(前半)─
 報告:西山直洋(全日本建設運輸連帯労働組合近畿地方本部書記長)


 ◆圧送業界における業種別ユニオン運動の展開─生コン関連業種別ユニオン連続講座第2回(後半)─
 報告:阪口 充(近畿コンクリート圧送労働組合副執行委員長)/梶山義雄(近畿コンクリート圧送労働組合書記長)

  ◆資本主義社会を超える経済体制と実現の戦略―「関生」運動を基礎に―生コン関連業種別ユニオン・連続講座第3回─ 

『労働法律旬報』(2019年1月合併号、1927+1928号、旬報社、本体2,000円+税)誌に掲載された。

 ▽2019.07.25
 

『労働法律旬報』(2019年2月下旬号、1930号、旬報社、本体2,000円+税)誌に掲載された。

 ▽2019.07.25
 

報 告 津田直則(桃山学院大学名誉教授、大阪労働学校アソシエ・社会的連帯経済研究会代表)◇『労働法律旬報』(2019年4月上旬号、1933号、旬報社、本体2,000円+税)誌に掲載された。、

 ▽2019.07.25
◆2018.10.18 ◇研究会のパワーポイント:「資本主義社会を超える経済体制と実現の戦略ーー『関生』運動を基礎に」:
津田直則(桃山学院大学名誉教授 )

目次
 1.武委員長の築いた連帯労組の戦略体系
 2.社会的連帯経済研究会の構想-体制論、文明論、戦略論
 3.関生連帯労組の戦略と社会変革(統合案)
 
  (リンクページへ)

関西生コン支部の教訓と「本当の労働組合」――木下武男研究会代表が「分析・解明」してきた事実]  

 ▽2018.10.08
出所:《建設独占を揺がした139日―関西生コン労組のストライキが切り開いた地平 : 労働運動の現段階と業種別・職種別運動、木下武男、2011年4月、木下武男、丸山茂樹、変革のアソシエ》
労働組合の可能性 貧困=格差を乗り越える労働運動――武建一委員長が「解明」してきた事実、関西生コン支部とたたかいの40年、『世界』(岩波書店、2008年1月号)
関西生コン労働組合運動の歴史と到達点――業種別支部型労働組合運動が切り開いたもの(新しい労働組合運動の模索―2―他人の痛みはわが痛み)、武 建一、「賃金と社会保障」 847号、 p8―23、 1982年08月10日
 「業種別職種別運動」型ユニオンを実現している関西生コン運動  
▽2018.06.29
PARTⅠ 分析・研究:「業種別職種別ユニオン運動」研究会運営委員長 木下武男(元昭和女子大学教授)
◇木下武男著:『日本人の賃金』(平凡社、1999年08月)における分析
◇木下武男著:『格差社会にいどむユニオン』(花伝社、2007年09月)における分析、2 産業別労働協約を実現した「産業別・職種別運動」型ユニオン
PARTⅡ 分析・研究:「業種別職種別ユニオン運動」研究会運営委員長 木下武男(元昭和女子大学教授)
◇さまざまな労働関係誌面で「関西生コン」を分析――木下武男
業種別職種別ユニオンの構想◆特集Ⅲ 労働運動の新展開―ユニオン運動の模索―、木下武男、315号、2016年7月発行、日本労働弁護団の機関誌。
関生労組の歴史と日本労働運動の未来(上)/木下武男(元昭和女子大教授)、『コモンズ』(2016年4月17日)。関生労組の歴史と日本労働運動の未来(下)/木下武男(元昭和女子大教授)、『コモンズ』(2016年5月9日)。
『変革のアソシエ』(24号)、◆連帯労組関西生コン支部の歴史と日本労働運動の未来 木下武男、2016年4月15日発行。【発売所】株式会社社会評論社。
『関西地区生コン支部 労働運動50年――その闘いの軌跡共生・協同を求めて1965-2015)』、◆「関西地区生コン支部50年誌」編纂委員会、第2部 関生型労働運動の社会的意義
「産業別労働運動」を日本で切り開いた連帯労組関西生コン支部、木下武男、2015年10月17 日。    
建設独占を揺がした139日―関西生コン労組のストライキが切り開いた地平 : 労働運動の現段階と業種別・職種別運動(特集 関西生コン闘争が切り拓く労働運動の新しい波)、木下武男、『変革のアソシエ』(5号)、8―17、2011年1月。
ワーキングプアの貧困からの「離陸」――職種別ユニオン運動という選択肢(特集 貧困とたたかう)、木下 武男、世界(773)、132―138、2008年1月。 
◆2018.06.25 ◇PARTⅢ 熊沢誠:「社会的労働運動」としての連帯労組・関西地区生コン支部
◆2018.07.05  ◇PARTⅣ 関西生コン支部からの発信 
武建一関西地区生コン委員長の主な著作・論文他
関西生コン関連の主な単行本
『関西地区生コン支部労働運動50年-その闘いの軌跡
共生・協同を求めて1965~2015  他人の痛みを己の痛みとする関生労働運動』
出版:全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部、「関西地区生コン支部50年誌」編纂委員会編、発売:社会評論社、本体3500円+税、2015年7月

事業協同組合、バラ・圧送・生コン業界と職種別労働組合の意義

 ▽2018.10.06
◆ 3 業種別職種別ユニオン運動の広がる基盤と可能性――◇出所:《業種別職種別ユニオンの構想◆特集Ⅲ 労働運動の新展開―ユニオン運動の模索―、木下武男、315号、2016年7月発行、日本労働弁護団の機関誌》
 ●労組と事業協同組合との共同――◇出所:《建設独占を揺がした139日―関西生コン労組のストライキが切り開いた地平 : 労働運動の現段階と業種別・職種別運動、木下武男、2011年4月、木下武男、丸山茂樹、変革のアソシエ》
 ●受け継がれる「関生」の歴史的教訓――◇出所:《建設独占を揺がした139日―関西生コン労組のストライキが切り開いた地平 : 労働運動の現段階と業種別・職種別運動(特集 関西生コン闘争が切り拓く労働運動の新しい波)、木下武男、『変革のアソシエ』(5号)、8―17、2011年1月》
 ●職種別ユニオンへの「離陸」――◇出所:《ワーキングプアの貧困からの「離陸」――職種別ユニオン運動という選択肢(特集 貧困とたたかう)、木下武男、世界(773)、132―138、2008年1月》。



      
                         
       
                                                               



▽「業種別職種別ユニオン運動」研究会のページ




      


    

        
 
  

  
   
      


 


編集人:飯島信吾
ブログ:ある編集者のブログ
企画・制作:インターネット事業団のホームページ
      現代労働組合研究会のホームページ
      インターネット事業団(本メールにご連絡ください)

UP 2020年07月30日
更新 2020年07月30日
更新 2020年08月03日